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漢方薬は日本で独自に発展した漢方医学の理論に基づいて処方される医薬品のことをいいます。
古代大陸においては複数の生薬を組み合わせることにより、ある薬理作用は強く培養する一方である薬理作用は減衰することが発見されました。
その優れた生薬の組み合わせに対し葛根湯などと漢方薬めいめいが行われ後世に伝えられました。
それでは漢方についてもっと詳しくみていきましょう。
漢方医学の特徴
伝統中国医学と同様に体全体を見るところにあり、『証』という概念を持っています。
証は主に体質を表します。この点で西洋医学とは大きく異なります。
漢方医療は『証に随って治療する』が原則であり、体全体の調子を整えることで結果的に体を治していきます。
このため、症状だけを見るだけではなく体質を診断し、重んじます(ホーリズム)。
西洋医学が解剖学的見地に立脚し、臓器や組織に病気の原因を求めるのとは対照的です。
同様に漢方薬も『証』に基づき患者1人1人の体質を見ながら調合されます。
西洋医学は体の状態が正常でも異常でも一定の作用を示しますが、漢方薬は病理状態で初めて作用を示し主に薬物療法と併用して、自然に近いお通じを促す目的で使用します。
桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)は便秘傾向があるケースに、桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)は腹部膨満感が強いケースに効果が期待できます。
漢方薬の飲み方
・空腹時が基本で、食べものが胃の中に残っていない食前30分前か食間が効果的です。
・水、または白湯で飲みます。
⇒湯呑に熱湯を注ぎ、数分たってからかき混ぜお茶にして飲むのも冷えが強い方や粉が苦手な方にお勧めの服用方法です。
・葛根湯のように発汗作用を期待して飲むものは、温かいお湯が効果的でしょう。
・それ以外は水、お湯どちらで飲んでも変わりはありません。
苦手な方は…
粉が口の中につかないように、いったん水を飲んで口の中を湿らせた後で下の真ん中に乗せるように飲むと、飲んだ後に粉が歯茎の周りに残りにくいです。オブラートに包むのもありです。
もし食前に飲み忘れてしまったら食後でも大丈夫です。どんな飲み方でもいいのでまずは飲むことになれるようにしましょう。
2種類をまとめて飲むように言われた時は
・混ぜて一緒に飲む
・順番に飲むように言われたときは、1種類は朝・夕、もう1種類は昼・就寝前にわけるといい
どうしても重なる時は30分以上はあけるようにしましょう。
(補足)
処方箋なしで購入することができる市販薬の場合は、効きが悪かったらもう1つ飲んでも大丈夫です。
一般用医薬品は有効成分を処方箋薬の2分の1以上含まなければいけないことになっています。そのため、ぎりぎり2分の1の場合が多いためです。
でもお薬には変わりないので不安な時は薬剤師や登録販売者に相談してください。
過敏性腸症候群に処方される漢方
・半夏潟心湯
⇒過敏性腸症候群の下痢型に処方されることが多いです。神経症や心身症、ストレスに弱い人にも有効です。
・腹鳴
⇒おなかがぐるぐるなったり下痢、吐き気といった症状に使われます。また自律神経の乱れを整えます。
・桂枝加芍薬湯
⇒便通異常による下痢と便秘を繰り返す症状や、おなかが冷えやすい人に有効です。
・真武湯
⇒下痢や軟便があり、全身が冷えたり、疲れがある場合に使用します。体を温め機能を高めます。
・人参湯
⇒真武湯と同じく冷えがある場合に有効です。違いは全員の冷えか手足の冷えかという点で、人参湯は手足の冷えと疲れがある時に使用されます。
・大建中湯
⇒こちらも真武湯、人参湯と同じく冷えがあり、さらに腹痛や腹部に膨満感がある場合に選択します。
まとめ
①漢方は体質を重要視して調合される
②漢方は基本的には空腹時に飲むもので食間か食事の30分前には飲むようにする
③飲むときは水か白湯で飲む
④2種類飲むときは混ぜてしまってもいい。
順番に飲むように言われたときは朝・夕で1種類、もう1種類を昼・就寝前を飲むようにしてもよい
漢方を上手く使って過敏性腸症候群の治療にあたりましょう。
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