皆さん、不安や緊張、ストレスを感じたときに発症しやすい過敏性腸症候群のことは知っていますか?
いつおなかが痛くなるのか分からないから不安になり、症状がひどいと外出もままならない疾患なんですが、この過敏性腸症候群の発生のメカニズムと似た疾患があります。
それは心因性頻尿です。
こちらも緊張や不安で発症します。
今回は過敏性腸症候群と神経性頻尿の関係性についてご紹介します。
健康な人と心因性頻尿の人の違いは何か
そもそも頻尿の定義ですが
「日中に9回以上、夜間に2回以上の排尿回数があること」です。
通常は原因としてあげられるのは過活動膀胱や腹圧性尿失禁、水分の過剰摂取などがあげられます。
しかし、それ以外にも心因性頻尿の場合にはストレスや緊張によってトイレに行く回数が増えることがあります。
心因性頻尿は、おしっこに関する過去の失敗やつらい経験がトラウマとなって発症します。
実は私も中学生のころになったことがあります。それは住んでいた町の子供留学生の選考の時でした。
私は最終面接まで残り、その面接さえ終われば留学できる、でも受かるんだろうかという焦りと同時に、親からの過度なプレッシャーによりストレスを感じていました。
そして面接当日、いざ面接室に入ろうかという時に過呼吸になってそのまま倒れてしまい、あろうことか漏らしてしまったんです。
案の定、面接どころではなくなり留学はできず、もらしたことは友達にばれてしまいしばらくは学校にいけませんでした。
その出来事から、半年から1年ほどまたやったらどうしようという気持ちになってしまい外出できなかったです。
誰しも緊張したり、不安になったりするとトイレが近くなったりしますが、あくまでもその時だけです。
しかし心因性頻尿になると、普段の生活に支障が出るくらい頭の中はトイレのことだけになってしまいます。
私は数か月前までトイレの不安が抜けない生活を送っていました。
本当に何にも集中できないし、出かける先にトイレがないとどうしよう、とパニックになってしまっていたので、当時の話を主人にきくと『大変そうと思ったけど、申し訳ないけどめんどくさかった』といわれるぐらいでした。
最初は不安だからトイレに行っておこう、と思うぐらいだったのに、いつのまにか本当に尿意を感じるようになったんです。
でもずっと出しているから、あまり出ない時もあって、無理やり絞り出してる感じになり、ちょっと痛かったりもしました。
人によっては30分に1回尿意を感じる人もいるようです。
尿路系の病気ではない
心因性頻尿は心の病気なので尿路系に問題は見られません。
トイレの回数は増えてもおしっこのたまるスピードなどは変わらないので、ほんの少ししか出ないことも多いです。
おしっこの異常が出る病気として代表的なのは糖尿病だと思います。
糖尿病は水分の摂取量が異常に増えるため、おしっこの回数も比例して増えます。
しかし、神経性頻尿の場合はトイレの回数が増えるだけで、おしっこの量は変わりません。
そいして自宅にいるときや睡眠中は症状は出ません。なぜかというと、不安などを感じていないためです。
しかし自律神経失調症を併発しているときは夜間頻尿がみられるときもあるようです。
心因性頻尿を治すには
まずは自己判断せずに病院に行きましょう。
異常がなければストレスなどを改善するためにカウンセリングなどを受けたり、トイレを○○分ずつ我慢する訓練などを行います。
一番やりやすかったのは何かに熱中することでした。
そうするとおしっこに行きたいという考えにあまりならなかったです。
また心因性頻尿に効果があるかは分かりませんが尿関連の症状全般に効果があるお尻体操というものがあります。
頻尿・残尿・尿漏れといった症状を引き起こす原因は膀胱が血流不足で固くなっていることが多いです。
血流不足で血液から得られる酸素が減ると膀胱が十分に機能しなくなってしまいます。
そこでこの体操を行うことにより膀胱への血流不足を解消し頻尿だけでなく残尿や尿漏れといった症状を改善させることができます。
お尻体操のやり方
①5秒間お尻の穴を締めたあとにゆっくりと緩める
②これを1日20回おこなう
これだけです
これを行う時の姿勢は以下の3つの何れかでやると効果的です
①椅子に座る
②つま先立ち
③寝ながらお尻を上げた状態
少しずつでもいいので毎日続けていけば効果がでてきます。
4週間くらいで多くの人に効果がでるようで3ヶ月続けると症状の改善が期待できるようになります。
管理人も一時期頻尿で困っていましたが3週間ほどで実感できる程度にはトイレに行く回数が減ったのでこれは効果があると言えると思います。
尿関係で困っていたら是非やってみてください。
過敏性腸症候群と併発しやすい
どちらの病気も不安や緊張で引き起こされます。
また予期不安でますます悪化してしまう厄介な病気です。
まとめ
①頻尿とは日中に9回以上、夜間に2回以上の排尿回数があること
②心因性頻尿は尿路系の病気ではない
③治療法としては基本的に病院にいくこと
④尿関連の症状で困っている方にはお尻体操が効果的
⑤原因が似ている過敏性腸症候群とも併発しやすい
ストレスは体にとって本当に厄介なものです。
こまめに解消していかないと、心因性の病気は後から後から症状を出していきます。
風邪などの薬を飲めばいつかは治るものと違うので色んな病気が重なったら辛いのは自分自身です。
心療内科に行かなくても、内科の先生に相談すると気持ちを落ち着かせてくれる漢方を処方してくれる時もあります。
なので1人で抱え込まずに不安なことがあったら病院に行くようにしてください。
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